種まき用土の代用品、代わりになるものおすすめまとめ！

種まき用土は、育苗する時に使われる専用の土で、通常の園芸用土に比べて幼い苗が育ちやすいように適した成分がバランスよく配合されています。

幼い苗は育つ力が弱く、病気や害虫の発生リスクも高いため、種まき用土は清潔で無菌のものが譲れない条件です。

ほかにも通気性や保水性、排水性に優れており、粒が細かいのも特徴です。

ココヤシピートは、ココナッツピートまたはココピートとも言われ、ココナッツの殻を粉砕した有機培土です。

無菌で高い保水性を持っており、発芽率も種まき用土と変わらないうえ、コストパフォーマンスも良い代用品です。

全て水に戻してしまうと量が多いので、半分程度を戻して使用してください。

100均やホームセンターで購入できます。

バーミキュライトは「苦土蛭石(くどひるいし)」という鉱物を高温で加熱した人工培土で、熱による殺菌処理ができているためほぼ無菌で清潔です。

保水性と排水性に優れており、種まき用土として一般的に使用されているため最適な代用品です。

川砂やパーライト、赤玉土、ピートモスなどを配合するとさらに効果的で、使用する際は小粒のものがおすすめです。

ただし、無菌なのは最初だけで、菌や虫が後からつく場合も少なくありません。

ホームセンターやネットで購入できます。

ピートモスは、水苔や柳などのコケ植物が土中の微生物によって腐植化し、泥岩になったものを乾燥させて細かく砕いた土壌改良材で、新品のものであれば種まき用土の代用品として使用できます。

保水性や通気性に優れているので、必要な水分を確保しながらカビなどのリスクも小さくできます。

使用するときは、調整済みのピートモスを選び、肥料分としてバーミキューライトなどを足すのがポイントです。

ホームセンターやネットで購入できます。

赤玉土は、関東ローム層の赤土を乾燥後にふるいで粒ごとに分けた基本用土で、赤みの強い色合いと粒状の形をしているのが特徴です。

通気性や排水性、保水性、保肥性に優れていますが、単体では効果は乏しいため「赤玉土:4、バーミキュライト:4、ピートモス:2」で配合するのがおすすめです。

赤玉土は小粒のものを使用しましょう。

ホームセンターやネットで購入できます。

バーク堆肥は、伐採した樹木の皮を集めて粉砕し、発酵、熟成させた植物性堆肥のことで、動物性堆肥よりも土壌改良効果が高く、根腐れや肥料切れが起こりにくいのが特徴です。

使用する際に、通気性と排水性に優れた川砂を「川砂1：バーク堆肥1」の割合で配合するのがおすすめです。

ただし、分解用の窒素や海水由来の栄養塩類が多すぎる可能性もあるため注意が必要です。

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川砂は、河川の底に積もった砂のことで、0.25~3mmほどの大きさをしており、通気性と排水性に優れているのが特徴です。

単体では種まき用土としては不十分ですが、川砂に有機物であるピートモスやバーク堆肥を「1対1」の割合で配合すれば代用品として使用できます。

さらにバーミキュライトなどの栄養分を追加しても問題ありません。

ホームセンターやネットで購入できますが、必ず殺菌処理や消毒がしてあるかを確認してください。

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