本記事では苦土石灰の代替品のおすすめとその買える場所を紹介します。
急に苦土石灰がないときに参考にしてください。
苦土石灰の代わりになるものおすすめまとめ
ではさっそく見ていきましょう。
草木灰
まずは草木灰です。
苦土石灰と草木灰は違うものですが、苦土石灰か草木灰、どちらでもかまわない作物の場合、代用可能です。(どちらかしかだめな作物の場合は代用不可なので、代用可能な植物なのかは事前にしらべておく必要があります)
買える場所としては、
草や葉を燃やして灰にすれば入手できるので、畑に行き葉を集めて「完全燃焼」(←ポイントです)させれば手に入ります。
などがあります。
使ってみた感想は以下の通り。
私が自分で草木灰を燃やして作ったわけではなく、すでにできたものをもらったのですが、肥料として使えました。不便さは感じませんでした。
枯草や木切れを燃やした後の灰を畑に混ぜて利用しています。少しずつ畑に足して行っているので効果は良くはわかりませんが畑が肥えて行くのは確かに感じます。根菜類には効果があると言われています。畑に生えた草などをそこに返していくような自然農法の様な感じで試しています。
卵の殻
続いては卵の殻です。
石灰は炭酸カルシウムなのでみぢかなものだと卵の殻だと思います。ただ苦土はマグネシウムなので卵の殻には含まれません。
買える場所としては、
全国のコンビニ、スーパー等の卵が売っていればどこでも手に入ります。ネット販売で卵の殻だけも買えます。
などがあります。
使ってみた感想は以下の通り。
家庭菜園などで卵の殻を砕いて土に混ぜて、土壌改善につかっている知り合いがいます。
できるだけ細かく砕いて(できれば粉の状態にして)土と混ざるようにすると効果があります。
昔、祖父母が卵の殻を金づちを使って砕いていたことを不思議に思っていたのですが、まさに、代用品ですね。
昔の人の知恵なので記憶に残っています。
海苔等に入っている乾燥剤
続いては海苔等に入っている乾燥剤です。
袋から出して使います。酸化カルシウムというせいぶんでできていて、生石灰なので、土の中和等に使用できるからです。
買える場所としては、
・卵を売っている店(卵屋さん)
・食料品を扱っているスーパーマーケット
などがあります。
使ってみた感想は以下の通り。
一つでは足りないので、沢山貯めてから使用したほうが効率が良いです。普段通りの畑の使い方ができます
牡蠣の殻
続いては牡蠣の殻です。
有機農業を10年行っています。苦土石灰は製造工程によっては有機農業で使えない場合があり、石灰として牡蠣や卵の殻、草木を燃やした灰が使われています。土の酸度調整の役割があります。苦土石灰と同じように使用します。
買える場所としては、
農業系オンラインショップ、ホームセンター、園芸店、Amazon、楽天市場
などがあります。
使ってみた感想は以下の通り。
牡蠣殻は、値段が安くとても使いやすいです。ただ、殻なので土に分解されず残っているのが個人的に気になります。卵の殻は、牡蠣殻と比べて粒子が細かくてとても使いやすいです。価格も安価です。ですが、私は軽い卵アレルギーがあることを忘れて使ってしまいました。卵特有の臭いでむせて具合が悪くなります。草木灰は、雑草を燃やした灰を使っています。近隣の迷惑や火災に注意し、消防署に「燃やします」と連絡するようにしてください。酸度調整能力はやや低いですが、カリウムも含まれており、また無料で作れるのも魅力的です。
重曹の粉
続いては重曹の粉です。
苦土石灰のように、酸性から中性やアルカリ性にph値が変わるので、庭の植物、植木の土に混ぜて使っています。トマトは甘くなっている気がします。株の周りに大さじ3~4杯を土と混ぜて、じょうろで水1リットルを与えています。重曹水も売っているので、代用できます。葉っぱには良いですが、大きい畑だと大量に必要です。
買える場所としては、
スーパー、ダイソーや、ホームセンターなどで入手できます。お掃除コーナーにあります。
などがあります。
使ってみた感想は以下の通り。
普段、コンロ周りや湯垢取りに使っていますが、植物のうどんこ病にも良いと聞いて昨年からトマト、今年から紫陽花の下に蒔きました。トマトは少し甘くなった気もします。あとは水を与えすぎないと甘くなります。紫陽花は葉っぱは元気ですが、青からピンク色にしたいと思い、今年の春に重曹を蒔いてみました。でも、あまり赤くなりません。量が足りないのか、実験中です。
苦土石灰の買える場所、販売店まとめ
本記事で紹介した代用品が全てない場合には、苦土石灰を購入しましょう。
買える場所としては、
ホームセンター
園芸用品店
などがオススメです。
また、ネットで購入するのも種類が多くて選び放題。時間に余裕がある際は検討ください。
終わり。
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